契約内容を確認
提供する商品・サービス、契約期間、対価などを整理します。
年間契約や継続サービスでは、「請求した時点」と「売上を認識する時点」が一致しないことがあります。新収益認識基準の基本から、期間按分・前受金管理まで、実務の流れに沿って整理します。
顧客との契約内容と履行義務を確認し、商品・サービスの提供状況に応じて収益を認識することが基本です。契約期間、請求条件、売上計上時期をつなげて管理することが重要になります。
提供する商品・サービス、契約期間、対価などを整理します。
顧客に対して、どの商品・サービスを提供する約束があるかを確認します。
提供状況に応じて、一時点または一定期間にわたり収益を認識します。
新収益認識基準では、顧客との契約から収益を認識するまでの流れを5つのステップで整理します。継続取引では、契約内容とサービス提供の実態を確認し、請求時期だけで売上計上を判断しないことが重要です。
契約の当事者、権利、支払条件などを確認し、収益認識の対象となる契約を整理します。
契約の中で、顧客に移転することを約束した商品やサービスを確認します。
商品やサービスの提供と交換に受け取ると見込まれる対価を算定します。
複数の履行義務がある場合、それぞれの履行義務に取引価格を配分します。
履行義務を充足した時点、または充足するにつれて収益を認識します。
※上記は新収益認識基準の基本的な流れを簡潔に整理したものです。個別の会計処理は契約内容や取引実態等に応じた判断が必要です。
年間契約や継続サービスでは、契約時や年度初めにまとめて請求しても、サービス自体は複数月にわたって提供される場合があります。このような取引では、請求・入金と売上認識を分けて考える必要があります。
保守料を一括請求し、契約期間にわたりサービスを提供するケース。
年間購読料を先に請求し、契約期間中に継続して提供するケース。
月額・年額などの契約条件に基づき、継続的にサービスを提供するケース。
一定期間の利用やサービス提供を前提として、会費・利用料を請求するケース。
請求は顧客に対して代金を求める業務であり、売上認識は商品・サービスの提供状況に基づく会計上の処理です。年間契約などでは、この2つのタイミングが異なることがあります。
契約で定めた請求条件に基づき、一括・月額・年額などの方法で請求します。
履行義務の充足状況に応じて、適切な時点または期間で収益を認識します。
この違いを継続して管理するためには、契約期間・請求条件・売上計上・前受残高を関連付けて確認できる仕組みが重要になります。
年間保守、購読料、利用料などでは、請求金額と当月の売上金額が異なる場合があります。
契約期間・金額・請求条件を確認
契約条件に基づいて請求
提供期間に応じて売上計上
売上・前受振替の仕訳へ
12か月のサービス提供で、単純化した例として毎月均等に収益を認識する場合、請求時に120万円全額をその月の売上とするのではなく、月10万円ずつ売上計上し、未認識部分を前受金として管理します。
※上記は考え方を示す単純化した例です。実際の収益認識は契約内容・履行義務等に基づいて判断する必要があります。
契約ごとの開始・終了時期に応じた売上計算が増えます。
売上振替後の残高を契約単位で継続して確認する必要があります。
請求・売上・前受金を別々に管理すると、転記や照合作業が発生します。
Allyでは契約期間や請求条件を「定期請求入力」に登録し、定期請求、売上計上、期間按分、前受金管理、入金・債権管理、会計連携までを一つの流れで管理します。
必ず均等按分になるわけではありません。サービスの提供実態や履行義務の充足状況など、契約内容に応じた判断が必要です。
Allyは契約期間・請求条件をもとに、定期請求、期間按分、前受金管理などの実務を支援します。適用する会計処理や運用については個別要件の確認が必要です。