定期請求の実務

定期請求とは?
月額・四半期・半年・年額などの継続的な請求
わかりやすく解説

保守契約、年間購読、会費、継続サービスなどでは、契約条件に基づいて毎月、3か月ごと、四半期ごと、半年ごと、年1回など、さまざまなタイミングで請求を繰り返します。定期請求の基本、請求パターン、請求漏れを防ぐ管理ポイント、売上計上との違いまで整理します。

基本を理解する

定期請求とは、契約条件に基づいて
繰り返し請求を行う業務です

定期請求では、契約ごとに請求金額、請求開始時期、請求サイクルなどを管理し、決められたタイミングで請求します。一度きりの請求とは異なり、契約が継続する間、次回の請求予定を継続して管理することが重要です。

請求金額

契約に基づき、毎回いくら請求するのかを管理します。

請求タイミング

毎月、3か月ごと、四半期ごと、半年ごと、年1回など、いつ請求するのかを管理します。

請求期間

いつから請求を開始し、いつまで継続するのかを確認します。

主な請求パターン

定期請求は、契約に応じて
さまざまな請求サイクルを管理します

定期請求は「毎月」や「年1回」だけではありません。契約内容に応じて、3か月ごと、四半期ごと、半年ごとなど、複数の請求タイミングを管理する必要があります。

MONTHLY

毎月

毎月一定のタイミングで継続して請求するパターンです。

例:月額利用料、月額保守料
EVERY 3 MONTHS

3か月ごと

契約開始月を基準に、3か月ごとに請求するパターンです。

例:3か月単位の利用料・保守料
QUARTERLY

四半期ごと

四半期単位で請求するパターンです。社内の会計期間や契約条件に合わせて管理します。

例:四半期請求のサービス・保守
SEMIANNUAL

半年ごと

6か月ごとに料金をまとめて請求するパターンです。

例:半期ごとの保守料・利用料
ANNUAL

年額

1年分の料金を年1回などのタイミングで請求するパターンです。

例:年間保守料、年間会費
UPFRONT

契約期間分を一括

契約開始時などに、契約期間分の料金をまとめて請求するパターンです。

例:年間購読料、年額サービス

※請求サイクルは契約内容によって異なります。実際の運用では、契約開始時期、請求基準月、請求日などもあわせて管理します。

具体例

同じ年間120万円の契約でも、
請求サイクルによって請求回数は変わります

年間契約の総額が同じでも、毎月、3か月ごと、半年ごと、年1回など、契約条件によって請求回数や1回あたりの請求金額は変わります。

毎月

10万円 × 12回

毎月請求するため、請求対象と次回請求予定を毎月管理します。

3か月ごと

30万円 × 4回

3か月単位でまとめて請求し、年4回の請求予定を管理します。

半年ごと

60万円 × 2回

6か月単位でまとめて請求し、年2回の請求予定を管理します。

年1回

120万円 × 1回

年間分をまとめて請求します。請求は1回でも、売上計上は複数月にわたる場合があります。

※金額は説明用の単純化した例です。実際の請求金額・請求時期は契約条件に基づきます。

次回請求の管理

定期請求では「何か月ごと」だけでなく
「次にいつ請求するか」の管理が重要です

同じ3か月ごとの請求でも、契約の開始時期によって請求対象となる月は異なります。契約ごとの請求開始時期と請求サイクルをもとに、次回の請求時期を継続して把握することが、請求漏れを防ぐ基本となります。

例1

1月開始・3か月ごと

1月2月3月4月5月6月 7月8月9月10月11月12月

1月・4月・7月・10月が請求対象月になります。

例2

2月開始・3か月ごと

1月2月3月4月5月6月 7月8月9月10月11月12月

2月・5月・8月・11月が請求対象月になります。

3か月ごと

契約開始時期を基準に管理

契約開始月などを基準として、3か月間隔で次回請求を管理する考え方です。

四半期ごと

定められた四半期を基準に管理

会社や契約で定めた四半期の区切りを基準として、請求時期を管理する考え方です。

※実際の請求基準や請求日は契約条件によって異なります。

条件変更への対応

契約途中で条件が変わった場合は
今後の請求予定への反映が必要です

定期請求では、新規登録だけでなく、継続中の金額変更、請求サイクルの変更、契約終了などにも注意が必要です。変更内容が今後の請求予定へ正しく反映されていないと、旧金額での請求や終了後の請求につながる可能性があります。

01

請求金額の変更

料金改定などがあった場合、変更時期を確認し、以後の請求金額へ反映します。

02

請求サイクルの変更

毎月から半年ごとなど、請求周期が変わる場合は次回請求時期もあわせて見直します。

03

終了・解約

契約終了後に請求が継続しないよう、終了時期と今後の請求予定を確認します。

このページで扱う範囲

ここでは定期請求に必要な「変更内容を今後の請求へ反映する」という考え方までを解説しています。契約情報と請求業務のつながりについては、別記事「契約情報と定期請求」で詳しく扱います。

請求漏れを防ぐ

「次回いつ請求するか」を
継続して管理することが重要です

契約件数が増えると、請求対象の抽出を担当者の記憶やExcelだけに頼ることが難しくなります。請求予定を条件と結び付けて管理することで、請求漏れや請求時期のずれを防ぎやすくなります。

01

当月の請求対象

当月に請求すべき対象を確認します。

02

請求条件

金額、サイクル、請求先などを確認します。

03

次回請求

今回の請求後も次回予定を継続して管理します。

定期請求で確認する項目

請求金額だけでなく、開始時期や
請求サイクルをあわせて管理します

確認項目確認する内容
取引先・請求先どの顧客・請求先へ請求するか
請求金額契約に基づく請求金額
請求開始時期いつから定期請求を開始するか
請求サイクル毎月、3か月ごと、四半期ごと、半年ごと、年1回など、どの周期で請求するか
請求期間いつまで請求を継続するか
次回請求次に請求する予定時期
変更・終了金額変更や終了を今後の請求へ反映するか
請求と売上の違い

定期請求のタイミングと
売上計上のタイミングは別に考えます

請求は契約条件に基づいて顧客へ代金を請求する業務です。一方、売上計上は商品・サービスの提供状況などに基づいて行います。そのため、請求した金額と同じ金額を同じ月に売上計上するとは限りません。

定期請求

契約条件に基づく請求

毎月、3か月ごと、四半期ごと、半年ごと、年額、一括など、定めた条件に従って請求します。

売上計上

サービス提供に応じた計上

提供状況や契約内容に応じて売上を認識します。

定期請求が発生しやすい取引

継続的な取引では、請求予定を
継続して管理する必要があります

保守契約

毎月、四半期、半年、年額など、契約条件に応じて保守料金を継続して請求するケース。

新聞・定期刊行物

購読条件に基づき、月額、四半期、半年、年額などで購読料を請求するケース。

継続サービス

一定期間継続するサービスについて定期的に料金を請求するケース。

会費・利用料

毎月、3か月ごと、半年ごと、年額など一定の周期で会費や利用料を請求するケース。

Excel管理の課題

契約件数が増えるほど、請求対象の抽出と
変更管理が複雑になります

Excelで定期請求を管理すると、請求対象の確認や変更内容の反映に手作業が増えやすくなります。

請求対象の抽出

毎月、どの取引を請求するのかを抽出する必要があります。

請求漏れ・重複

手作業では請求漏れや二重請求の確認が必要になります。

条件変更の反映

金額変更や終了時に今後の請求予定を修正する必要があります。

Allyでの管理

定期請求入力に登録した情報から、
継続的な請求業務を管理。

Allyでは、継続取引に必要な情報を「定期請求入力」に登録し、登録内容に基づく定期的な請求を管理します。さらに、請求後の売上・月数按分、前受金、入金・債権管理、会計連携へつなげて管理できます。

契約内容を請求へ反映

契約内容に応じた定期請求を
正確に行うために

定期請求では、請求サイクルを設定するだけでなく、契約ごとの請求金額、請求開始時期、請求間隔、終了時期などを正しく反映することが重要です。

契約内容と請求情報が別々に管理されていると、金額変更の反映漏れや、契約終了後の請求、次回請求時期の誤りなどにつながる可能性があります。契約情報をもとに定期請求を管理することで、契約条件に沿った請求業務を行いやすくなります。

01

請求金額を反映

契約で定めた金額や料金変更を、今後の請求へ正しく反映します。

02

請求タイミングを反映

開始時期や請求サイクルをもとに、次回の請求時期を管理します。

03

終了時期を反映

契約終了後に不要な請求が続かないよう、終了時期を請求予定へ反映します。

関連情報 契約情報と定期請求

契約ごとの請求金額や請求サイクル、開始・終了時期などを、定期請求へどのようにつなげて管理するのかを解説します。

詳しく見る →
よくある質問

定期請求に関するFAQ

定期請求とは何ですか?

毎月・毎年など一定のタイミングで継続的に請求を行う業務です。

定期請求にはどのような請求サイクルがありますか?

毎月、3か月ごと、四半期ごと、半年ごと、年1回など、契約内容に応じてさまざまな請求サイクルがあります。

定期請求と売上計上は同じですか?

同じとは限りません。請求と売上計上はそれぞれの条件に基づいて管理します。

3か月ごとの請求はどのように管理しますか?

契約開始時期を基準に、次回の請求対象月を継続して管理します。たとえば1月開始で3か月ごとの場合は、1月・4月・7月・10月が請求対象となる考え方です。

請求漏れを防ぐにはどうすればよいですか?

請求金額、開始時期、サイクル、次回請求予定などを継続して管理することが重要です。

Allyでは定期請求を管理できますか?

はい。Allyでは「定期請求入力」に必要な情報を登録し、定期的な請求を管理できます。