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発生主義とは

発生主義とは

発生主義は、会計処理における基本的な考え方の一つで、費用や収益を、発生した時点で計上するというものです。つまり、実際に現金のやり取りが行われていなくても、取引が発生した時点で、その取引にかかる費用や収益を帳簿に記録します。

発生主義は、以下の3つの主義と区別されます。

  • 現金主義: 金銭のやり取りが行われた時点で、費用や収益を計上する主義です。
  • 実現主義: 収益については、実際に代金やその他の物によって収益を得る権利が確定した時点で、費用については発生主義で計上する主義です。
  • 収益実現主義: 収益については実現主義で、費用については発生主義で計上する主義です。

発生主義のメリットとデメリット


発生主義には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

◆メリット
  • 正確な損益計算が可能: 発生主義では、実際の現金の動きに関係なく、取引が発生した時点で費用や収益を計上するため、より正確な損益計算を行うことができます。
  • 企業の財務状況を把握しやすくなる :発生主義に基づいて会計処理を行うことで、企業の財務状況をより正確に把握しやすくなります。
◆デメリット
  • 会計処理が複雑になる: 発生主義では、現金主義に比べて会計処理が複雑になります。
  • 不正会計が行われやすくなる :発生主義では、会計処理のタイミングを操作することで、不正会計が行われやすくなるという指摘があります。

発生主義と実現主義の違い

発生主義と実現主義は、収益の計上タイミングが異なります。発生主義では、収益が発生した時点で計上しますが、実現主義では、収益が実現した時点で計上します。
例えば、商品を販売した場合、発生主義では、商品の引渡し時点で収益を計上しますが、実現主義では、代金の回収完了時点で収益を計上します。

まとめ

発生主義は、会計処理における基本的な考え方の一つであり、費用や収益を発生した時点で計上するというものです。発生主義には、正確な損益計算が可能、企業の財務状況を把握しやすくなるなどのメリットがありますが、会計処理が複雑になる、不正会計が行われやすくなるなどのデメリットもあります。発生主義は、原則としてすべての企業に適用されますが、一定の条件を満たした小規模事業者については、現金主義での記帳が認められています。
発生主義と実現主義は、収益の計上タイミングが異なるという点で違いがあります。
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